ビンテージギターとイヤな奴 〜就活で苦労しないために〜

ビンテージのギター、それ値段ほどの価値が音質に反映されてます?
……なんて、意地悪な質問、よくありますよね。ええ、わかってます。イヤな質問です。
思わず「おれだよおれ」ってツッコミ入れちゃいました。つまり、そういうことを言ってしまう自分こそ「イヤな奴」なんですよ。

この世には、自分が“イヤな奴”になっていることに気づかないまま、悪気なくやらかしてしまう瞬間がたくさんあります。そして、就活の場って、そういう「イヤな奴センサー」がものすごく鋭く働く場所でもあるのです。

ということで今回は、「イヤな奴だと思われない就活術」について、実例を交えながら考察してみます。


1. 他社の悪口は絶対にNG

「御社は○○社よりも社会貢献性が高くて〜」
「××社は説明会の雰囲気が悪かったけど、御社は〜」

……もう、このあたり全部アウトです。面接官は心の中で「比較するために他社を貶めるタイプね、はいさようなら」と思っています。

実際、ある企業の採用担当者へのアンケート(HR総研 2023)によると、「面接で印象が悪くなる発言」の上位に「他社・他人への否定的な言及」がランクインしています。つまり、「比較上げ・他社下げ」は悪手。やめときましょう。


2. 大学の教授・キャリアセンターの悪口も地雷

「うちの教授、就活のことまったくわかってなくて」
「キャリアセンターの人、役に立たないんですよ」

……うん、気持ちはわかります。わかるけど、そこ、ぐっと飲み込もう。
あなたの口から出た「不満」は、相手には「この人、立場の弱い人を下に見てるのかな?」という印象を与えてしまいます。

社会人の世界って、実は「誰かの悪口を言わない」ってだけで、けっこう信頼されるんです。


3. トイレ問題は、事前の段取りで防げ!

はい、これも実話です。面接前に緊張しすぎて、会場でお腹を壊してしまったという学生さん、実際にいました。個室が空いてなくて、絶望したとかしないとか……。

体調管理も就活のうち。前日から消化に優しいものを食べ、余裕を持って会場入りする。これ、大事です。トイレで焦るのは、社会人になってからでいい。


4. 就活イベントの無料ごはんを山盛りにしない

合同説明会後や選考中のイベントとして、なぜか妙に豪華な「食事付き」イベントがあります。
ええ、わたしも学生時代、喜んで企業の採用担当とご飯に行ったことあります。

でもね、「めちゃくちゃ山盛りおかわりして、デザートもキッチリ3つ」みたいなことしてると、企業の人に「うちに“養ってもらいたい”人かな?」って思われかねません。
社会人としての立ち振る舞いは、ご飯の食べ方にも出ます。節度、ね、節度。


5. イヤな奴にならない最大のコツは「自分で自分にツッコミを入れること」

結局、「イヤな奴」になってしまう人って、自分の発言に無自覚なんですよ。
「これ、もし誰かに言われたら嫌じゃない?」って、一度考えてみるだけで、言葉ってだいぶ変わります。

冒頭の「ビンテージギター、それ音質的に値段の価値あるの?」発言もそう。
そういう“素朴な疑問”って、相手にとっては「自分の趣味を否定された」ように感じるもの。
でも、自分で「おれだよおれ」ってツッコミ入れられたら、その時点で救いがあります。

就活でも同じです。
「今の発言、ちょっと意地悪じゃなかった?」
「無意識に他人を下げてない?」
「この行動、空気読めてる?」

そんなふうに、自分の内面を“ひとりツッコミ”でチェックできる人は、自然と周囲に好かれます。


おわりに

「イヤな奴にならない」って、才能じゃなくて習慣です。
ほんの少しの気遣いと、ちょっとした客観性。
それがあるかどうかで、就活の手応えも大きく変わります。

ビンテージギターも就活も、「わかる人にしかわからない価値」がある。
その価値をわかってもらうには、まず自分が“わかる人”にならないといけないのです。

——それでは、良い就活を。そして、良い音楽人生を。

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