音楽業界の志望動機、どう考える?



音楽業界を志望する際、よくある志望動機のひとつに「音楽に携わる仕事がしたい」があります。しかし、採用側の視点に立つと、この動機は正直なところ・・・

「またこの志望動機きたか!」

と思われがちです。なぜなら、音楽業界を志望する人にとって、音楽が好きなのは大前提であり、それを理由に挙げるのは当たり前すぎて響かないからです。

実際、音楽業界の企業で働いている筆者の友人たちを見ても、「音楽に関わる仕事がしたい」という志望動機を前面に押し出している人はほとんどいません。なぜなら、彼らにとって音楽に携わることは仕事以前に日常の一部であり、特別な理由として意識することがないからです。

採用側が見ているポイント

では、採用側は志望動機のどこを重視しているのでしょうか?

  1. 会話のキャッチボールができるか
    採用担当者が最も気にしているのは、面接時の会話がスムーズに進むかどうかです。特に音楽業界はチームワークが重要な業界であり、相手の話を受けて適切に返せる能力が求められます。そのため、志望動機を伝える際も、一方的に熱意を語るのではなく、対話を意識することが重要です。
  2. 音楽への愛+αがあるか
    音楽への愛は当然として、それに加えて何をアピールできるかが重要です。例えば、
    • 具体的なスキル(マーケティング、データ分析、編集技術など)
    • 仕事をする上での強み(コミュニケーション力、調整力、企画力など)
    • どのように会社に貢献できるか(自分の経験をどう活かせるか) こうした要素を加えることで、他の応募者との差別化ができます。
  3. 企業の文化に合っているか
    特にレコード会社などの「いかにも音楽業界らしい」企業では、音楽への愛をどれだけ深く持っているかが重視されることもあります。例えば、「このアーティストのこの曲が人生を変えた」「毎日音楽を分析して研究している」といった、ねちっこいほどの愛を語れると響くこともあります。ただし、すべての音楽系企業がこれを求めているわけではなく、会社ごとに文化が異なるため、事前のリサーチが重要です。

音楽業界に多い「ジンクス」?

これは筆者の偏見ですが、音楽系の会社に就職する人は、大学時代にも何かしらの形で楽器に触れていた人が多いように思います。高校まで熱心に楽器をやっていたけれど、大学ではまったく演奏しなくなった、という人は意外と少ない印象です。(弊社社員インタビューを参照いただければ分かるかと思います・・・)

もちろん、音楽業界の仕事において必ずしも演奏経験が必要というわけではありません。しかし、音楽を楽しむことを継続している人ほど、業界の文化や流れに自然と馴染みやすく、仕事をする上でもスムーズに適応できるのかもしれません。

まとめ

音楽業界を志望する際の志望動機として、「音楽に携わる仕事がしたい」は前提条件に過ぎません。採用側が本当に見ているのは、

  • 会話のキャッチボールができるか
  • 音楽への愛に加えてどんな強みを持っているか
  • 企業文化に合った人材かどうか

といったポイントです。

また、業界に入る人の傾向として、大学時代にも楽器を続けている人が多いという「ジンクス」もあります。「音楽が好き」は当然として、それを超えた「プラスアルファ」の動機やスキルをしっかり伝えることが、内定への鍵となるでしょう。

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